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登録日:2011/01/22 Sat 22 40 30 更新日:2024/05/19 Sun 10 54 05NEW! 所要時間:約 9 分で読めます ▽タグ一覧 18年春アニメ OVA SF アニメ クラシック音楽 コメント欄ログ化項目 スパロボ参戦希望 スペースオペラ トリューニヒト無双 ←もはや化物の域を超越してる パチスロ化 パチンコ化 ヤングジャンプ 不朽の名作 主要メンバー以上に台詞が多いナレーター 壮大 小説 日本のメディア芸術100選 映画化 田中芳樹 皆殺しの田中 藤崎竜 超豪華声優陣 道原かつみ 銀河の歴史がまた1ページ 銀河万丈 銀河声優伝説 銀河英雄伝説 銀英伝 集英社 力だ……力が欲しい……! 姉さんを取り戻すには、あんなくだらないやつらの言うことを 黙って聞かなくてもすむだけの、力がいるんだ! 銀河の歴史が、また1ページ 自分の出来る範囲でなにか仕事をやったら、あとはのんびり気楽に暮らしたい ――そう思うのは怠け根性なんでしょうか 『銀河英雄伝説』は田中芳樹原作のSF小説である。 物語の舞台は銀河系とSFチックだが文体は歴史小説に近く、「後世の歴史家は〜」などの言葉が多用されているのが特徴。 1982年11月から新書判の形で刊行が開始。 当初は田中氏の過去作の不振から1巻打ち切りも想定されていたが、無事に人気を得て1987年に全10巻の形で本編が完結。 本編の合間に書かれたエピソードや完結後に書き下ろした短編長編などの外伝も計5巻(*1)。 その後も版元や本の形を変えて増刷が続いており、1500万部を売り上げた大ベストセラー小説となった。 小説としては既に完結しているが、その後もアニメ、漫画、パチンコ、ゲーム、さらには舞台化や宝塚歌劇化…とメディアミックス企画が続いている。 連載当時からの根強いファンに加えて完結から20年を経ても新規ファンを獲得し続けている、長寿作品の一つと言えよう。 あらすじ 西暦2801年を宇宙暦とした遥かな未来。 その勢力圏を銀河系まで拡大させた人類は人類統一政府である銀河連邦を成立させるが、その政治体制は長い年月を経て腐敗していった。 社会の閉塞感を打破する指導者が求められる中、連邦軍の英雄ルドルフ・フォン・ゴールデンバウムは、 やがて政界に転ずると民衆の圧倒的支持を得て強大な政治的権力を掌握し、首相と国家元首を兼任して終身執政管を自称、独裁政権を誕生させた。 宇宙歴310年に至って、「神聖にして不可侵たる」銀河帝国皇帝に即位して銀河帝国を建国、新たに「帝国暦」1年とした。 自ら信奉する正義を疑わぬルドルフは、共和主義者を中心とした反対派を弾圧・粛清。 自身を支持する「優秀な臣民」に対しては特権を与え、帝国を支える強固な貴族階級を形成した。 ルドルフの死後も、権力を得るのはその子孫に限られ、世襲だけが権力の移動のあるべき姿になったかにみえた。 共和主義者たちはルドルフの死後も圧政に耐え忍ぶ日々が続いたが、帝国暦164年、アーレ・ハイネセンを中心として帝国からの逃亡に成功。 銀河系の深奥部に歩を踏み入れ、半世紀に及ぶ道程の中でハイネセンを事故で失うなどの苦難の末、帝国暦218年、ついに安定した恒星群を発見。 そこで自由惑星同盟を建国し、再び宇宙暦を暦とする。 また恒星フェザーンにおいては、地球出身の大商人レオポルド・ラープの説得、賄賂を伴う工作により、 皇帝の主権の下にありながらも内政に関してはほぼ完璧な自治権を有した商業国家フェザーン自治領が形成された。 そして宇宙暦640年/帝国暦331年に発生したダゴン星域会戦で自由惑星同盟の存在が知れると、帝国はこれを征服すべき対象とみなした。 こうして人類は 専制政治を敷く銀河帝国 民衆共和制を唱える自由惑星同盟 商業を中心としたフェザーン の3つの勢力に分かれ、慢性的な戦争状態が150年にわたって続いていた。 この長く不毛な戦いが永遠に続くかに思われていた宇宙暦796年/帝国暦487年、2人の英雄が出現し、人類の歴史は大きく展開し始める。 登場人物 声優表記は「1988年版 / 2018年版」 主人公 ●ラインハルト・フォン・ローエングラム 「お前のおかげだ、キルヒアイス。帝国軍がまた勝って姉上に自慢できる」 CV:堀川りょう / 宮野真守 銀河帝国側の主人公。 野心家で英雄を絵に描いたような人物。 のちに皇帝に即位。シスコンだが銀河を統一した若き英雄。 ●ヤン・ウェンリー 「四万隻の敵艦にかこまれて紅茶を飲むのは、けっこう乙な気分だな」 CV:富山敬、郷田ほづみ(螺旋迷宮での代役) / 鈴村健一 自由惑星同盟側の主人公。 「奇跡のヤン」「魔術師ヤン」の異名を持つ、自由惑星同盟最高の名将。 本人は歴史家志望で常に退役を望んでいるが、その意思とは裏腹に武勲を立て続け元帥にまで上り詰める。 銀河帝国 ●ジークフリード・キルヒアイス 「はい、ラインハルト様」 CV:広中雅志 / 梅原裕一郎 ラインハルトの親友にして、その半身的存在。 ●ウォルフガング・ミッターマイヤー 「カイザーを守り参らせる!」 CV:森功至 / 小野大輔 帝国軍双璧。銀河を駆ける疾風ウォルフ。 愛妻家。ベッドの上でも疾風。 ●オスカー・フォン・ロイエンタール 「だまれ下衆ッ!!」 CV:若本規夫 / 中村悠一 帝国軍双璧。格好良い若本。 だけど女の扱いは酷い。 ●パウル・フォン・オーベルシュタイン 「オーベルシュタイン家が断絶しても世人は嘆きますまい」 CV:塩沢兼人 / 諏訪部順一 ラインハルトの参謀役。 優れた戦略家で謀略を得意とする。 その冷徹さから「ドライアイスの剣」「絶対零度の剃刀」の異名を持つ。 ●フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト CV:野田圭一 / 稲田徹 「進め、進め!!勝利の女神がお前達にスカートの中身をちらつかせているぞ!!」 猪突猛進をモットーとする帝国屈指の猛将。別名ビッテン突破。 ●ウルリッヒ・ケスラー 「ポクスポクス…以下省略!」 CV:池田秀一 ラインハルトの元で帝都防衛司令官と憲兵総監を兼任する綱紀の要。 間違いなく有能で重用された人物なのだが、本人は宇宙艦隊勤務を希望しておりその意味では不遇(作中では同僚たちにさらっと言うのみでラインハルトには伝えていない模様)。 石黒版アニメや道原版コミックでは艦隊指揮官として活躍する姿も描かれた他、 軍に疎い少女に実際の階級(当時は上級大将)より低い大佐と呼ばれ、石黒版アニメではそのことを謝罪された際に「大佐だったこともある…」と笑い流し中の人事情を知る視聴者を爆笑させた。 自由惑星同盟 ●ユリアン・ミンツ 「これから知るようにします(ドヤッ」 CV:佐々木望 / 梶裕貴 ヤンの保護者もとい養子。彼がいないとヤンはゴミと埃が友達の駄目人間になってしまう。 ●フレデリカ・グリーンヒル 「YESです閣下。Yesですわ閣下、えぇ喜んで」 CV:榊原良子 / 遠藤綾 ヤンの奥さんで副官。 美貌と知性を兼ね備え、献身的にヤンを補佐する。ただし料理は除く。 驚くべき記憶力の持ち主。 ●ダスティ・アッテンボロー 「逆らったやつは反革命罪で銃殺刑!」 CV:井上和彦 / 石川界人 伊達と酔狂で革命戦争を遂行する毒舌家。宇宙で最強の台詞、それは『それがどうした』 ●オリビエ・ポプラン 「ベッドが欲しい、女付きでなくていい」 CV:古川登志夫 / 鈴木達央 戦闘艇スパルタニアンのパイロットで、「ハートのエース」の称号を持つ撃墜王。 酒と女をこよなく愛し、陽気で不敵な性格で軽口を叩くせいかしばしばムライに睨まれる。別名「イゼルローンの諸星あたる」。 ●ワルター・フォン・シェーンコップ 「ならば小官も微力を尽くすとしましょう。永遠ならざる平和のために」 CV:羽佐間道夫 / 三木眞一郎 「薔薇の騎士連隊」の第13代連隊長で白兵戦では無双な人。 独身だが、関係を持った女性は覚えてないほどの色男。 後にイゼルローン要塞の防御指揮官に就任。 ●ヨブ・トリューニヒト CV:石塚運昇 / 安斉一博 みんな大好き?エゴイズムの怪物。人型インキュベーター。 チート保身術の使い手。ロイエンタールがいなければ今頃は… ●アンドリュー・フォーク CV:古谷徹 / 神谷浩史 自尊心とプライドだけの作中の中でも屈指のクズ。後の歴史家の評価でも散々である。 中の人である古谷に「全く思い入れがない」「(名指しで)嫌い」などといわれて知名度が上がった(それまでは「誰だ?」という扱いだった。)。 今では『蒼き流星SPTレイズナー』のゴステロに匹敵する人気がある。 余談だが作者の田中芳樹はモブも名前付きのキャラも容赦なく死なす。 主人公級の重要なキャラでもいきなり死なす。 余りの虐殺ぶりに一部では「皆殺しの田中」と呼称されている。 評価 全10巻の構想はあるも、読者に受入れられる作品であるかわからなかったため、最悪1巻だけでも完結するように製作された。 その影響は後々まで響いており、特に「キルヒアイスの死」は早すぎたと作者も認めている。 蓋を開けてみれば、すでに述べられたように圧倒的な支持を得ており、徳間がSF、ひいては後の架空戦記ものに打って出る土壌を創り出したといってもいい。 一方で、読者に「戦略と戦術の違い」などの軍事的な理解がほとんど期待できない時代であったため、戦闘描写は現代の目からしたらかなりのツッコミどころがある。 特にあまりにも平面的な戦闘に終始したことは「宇宙空間の意味なくね?」と当時からも批判があったが敢えてそうした部分もありやむを得ないものとも言えるだろう。 なお田中は艦隊戦をナポレオン戦争の戦闘を基本モデルとし、1艦=1兵の感覚で描写したと語っており、その辺も平面的・陸戦的描写となった理由である。 メディアミックス ちなみに原作者の田中氏は設定面や演出について相談があれば事務所スタッフと合わせて応じるものの、メディアミックス制作について自分から口出しすることはないという。 「色々細かく管理したい原作者もいるけど、自分にはできないのでお任せすることにしてます」とのこと。 二度目のアニメ化の際に「田中芳樹氏監修」とついたアンソロジー小説が刊行されているが、これも実は一切手を入れていない旨が刊行後に明かされており 「ダメ出し覚悟で自由に書いちゃったよ…」と執筆者の皆さんが焦り出す姿が見られた。 田中氏本人としては作品への愛着はありつつも自身としてはやりきった思いもあるようで、他の人の手でどんな形になっていくか楽しみにしている節もありそうだ。 1988年版アニメ 監督の名前から通称「石黒版」。 まず第四次ティアマト会戦を軸に劇場版が製作され、好評を博したことから当時も現在でも例を見ない「週刊宅配OVA」というわけのわからん販売方法で製作された。 OVA本編110話+外伝52話は世界最長のOVAシリーズである。 登場人物が多すぎるので「書き分けは無理。せめて声は分けよう」との方針で、当時の大御所から新鋭気鋭、そして無名の新人まで、至る所から声優がかき集められた。 ベジータ、古代進、ハマーン・カーン、アムロ・レイ、シャア・アズナブル、ピッコロ、フリーザ、ララァ・スン、キン肉マン、009/島村ジョー、世界まる見えのナレーションetc. 多すぎて全員挙げられない。誰が呼んだが『銀河声優伝説』。 銀河声優伝説の異名もだがメカニックもスタジオぬえ監修の下、陣営毎に統一されつつも個性を出した戦艦の描写等で強い印象を残している。 2018年版アニメ 『銀河英雄伝説 Die Neue These(ディ・ノイエ・テーゼ)』の題が付けられている。 第1シーズン『邂逅』が2018年にテレビアニメとして放送され、第2シーズン以降はOVAを劇場アニメとして上映という手法を取りながら数年おきに制作されている。 ゲーム 設定からして戦略シミュレーション向きなので、PCを中心に何度もゲーム化された。 原作の状況を再現したからとは言え、序盤のシナリオを除き、帝国軍が圧倒的に優勢というゲームも少なくない 初期の作品では人材不足から同盟はシェ-ンコップやキャゼルヌ、ムライなども艦隊司令官として登場したほど(当然ながら艦隊指揮官としては有能ではない) まさにアッテンボローが評したように「帝国軍とは何か?ラインハルト・フォン・ローエングラムと、その他大勢。同盟軍とはなにか?ヤン・ウェンリーと、その他すこし」 という状況を身をもって体験することになる。 コミック ○道原かつみ版 原作の途中部分までコミカライズされた。(*2) なお道原女史は本編のコミカライズを行う前にラインハルトの生い立ち部分を描いた外伝作品『黄金の翼』の作画を担当している。 (ストーリーは田中芳樹氏による書き下ろしによるもの) 最初の掲載誌である月刊少年キャプテンからの依頼は「原作の2巻までをコミックス3巻までにまとめてくれ」というものであったが、自身も銀英伝のファンである道原女史は「そんなことは無理」とコミックスの巻数については初めから振り切るつもりで連載を始めたという。最終的に11巻で完結となった。 それから十数年後、月刊COMiCリュウにて第二部とも言える「英雄たちの肖像」の連載が始まり、ラグナロック作戦途中のランテマリオ星域会戦まで描かれた。 「英雄たちの肖像」では構成に大坂尚子氏の協力を得ており、話は原作からいくらかカットされたものとなっている。 (例えば査問会から要塞対要塞は描写がなく、後にケンプと戦った旨の台詞があるのみである) 話の大筋は原作通りに、細かい台詞などに所々で独自の描写が見られる。 例えば『黄金の翼』から続く因縁に決着を付けるグリューネワルト伯爵夫人暗殺未遂事件や、原作で描写の少なかったカストロプ動乱は道原版独自の描写が多め。 また先述した通り「英雄たちの肖像」ではばっさりカットされた部分もあるので注意されたし。 本作の大きな特徴としてはホアン・ルイ、ルビンスキー、ヤマムラ軍医少佐(フォークが通信中に倒れた際、ビュコックに病状説明をした人)などいくらかの人物の性別が女性に変更されていることが挙げられる。 性別変更に伴いルビンスキーはルビンスカヤへと名前も変更された。 道原女史は「オヤジ好きで楽しく描いていたが、数が多すぎるために女性を増やした」と語っており、おそらく描き分けの苦労もあるものと思われる。 何せ漫画は基本的にモノクロ印刷のため色による違いも出せず、アニメと違って声による区別もできないのである。 ただし田中芳樹氏も「今書いたらキャゼルヌの周りは女性スタッフが多くなるかな」と語っており、原作の男女バランスについては執筆当時の社会の影響も強いようである。 ちなみに道原女史のお気に入りキャラクターは(原作1巻においてフレーゲルの依頼でミッターマイヤーを拷問した)ゴーモン係とヨブ・トリューニヒト。 ゴーモン係は本編中での文字表記は『拷問係』と漢字表記であったのだが、キャラクター紹介や原作者の田中芳樹氏との対談ページにおいては『ゴーモン係』とあえてのカタカナ表記になっていることからその愛がうかがえる。 ヨブ・トリューニヒトにおいてはキャラクター紹介のカットがバラを持たせた姿で描かれ、さらに漫画本編中にはガラスに映った自分の顔を見てから報道に使われた自分の写真にケチをつけ、次の選挙のコピーを考えながらブランデーグラスを片手に笑うというオリジナルのシーンが入れられた。 ○藤崎竜版 こちらはラインハルトの生い立ちからスタート。ヤングジャンプにて2023年1月現在も連載中。 アニヲタの追記・修正 Ende アニヲタの歴史がまた1ページ △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ ↑ありゃりゃりゃ……それは無念なり。あの人の絵柄、とても好きだったのになぁ(´・ω・`) ミッターマイヤーがさわやかかわいい系イケメンに書かれてたりとか。 -- 名無しさん (2020-08-17 18 29 24) あと、『大佐だったこともある』のくだりは原作にもあったけど、これは偶然だったのかな? それとも、記事にもある通り狙っていたんだろうか? -- 名無しさん (2020-08-17 18 33 24) 銀英伝は万単位の艦艇で戦争してたけど、どのへんの艦艇まで名前ついてたんだろ。駆逐艦くらいになると何処其処の星の町長とか村長の名前でもつけたりしてたのかな? -- 名無しさん (2020-09-04 19 58 49) ↑ 数字で呼んでたんじゃない?日本でも「第〇号海防艦」とかある。 -- 名無しさん (2020-09-12 16 09 53) ↑2 実際駆逐艦レベルになると同じ名前を60回以上使い倒して名前の後半(00世)が悲惨なことになってるらしい 工作艦に至っては名前すら付けてもらえない始末 -- 名無しさん (2021-03-06 08 18 10) 主人公やメインのキャラだけじゃなく、リンチとかのかなり脇役にも味があるのがいいんだよね -- 名無しさん (2021-03-06 08 35 41) 後世からすると1~2巻に話や要素が詰め込まれすぎてるのが惜しい……ってのは田中氏もそう思ってるんだったか -- 名無しさん (2021-08-10 16 49 35) ラインハルトもヤンもいろんな意味で問題のある人なんでアンチが多いのはわかるけど、逆張りで門閥貴族や腐敗政治家をageる二次創作の心理だけはわからん -- 名無しさん (2021-09-23 00 26 39) 地球教も八世紀も地球で神権政治して平和にしてた地球人民のメシアだと思うと複雑 -- 名無しさん (2021-10-24 15 35 12) 銀河連邦の与野党による壮大な内ゲバ -- 名無しさん (2022-03-31 14 00 49) ノイエの3期そこで切るのかよw 海外ドラマのクリフハンガーみたいだな -- 名無しさん (2022-05-15 00 16 31) あの売り上げでは仕方ないですね -- 名無しさん (2022-05-15 11 32 08) 5↑あの連中のどこをあげられるのか謎だ… -- 名無しさん (2023-01-23 19 03 55) 近年のスパロボで戦艦枠として、ヤンとラインハルトがそれぞれの戦艦で参戦したとしても、この二人が同陣営になると敵は謀略とか奇襲とかまず敵わなくなるので、『力任せに真正面からぶつかる』しか出来なくなるだろうなぁ。2000年代になってから、スメラギさんとかルルーシュとかいるけど、やっぱり一線を画しているからねぇ。 -- 名無しさん (2023-05-15 23 31 17) 人物紹介の所々にある死ぬ予定だったて一文、戦記物としてわりと致命的なネタバレだろ……一言紹介みたいな所でわざわざ書くようなことか? -- 名無しさん (2023-05-16 02 25 54) 長くなっているのでコメントのログ化を提案しますが、いかがでしょうか? -- 名無しさん (2023-05-16 06 16 14) 人物紹介の「死ぬ予定だった」は消してみた。ただ原作完結から時を経ているのもあり、某人物の早い退場については残すことにしてみた。 -- 名無しさん (2023-05-16 12 08 12) 銀河帝国が何で民主主義に対してあそこまでヘイトを抱くのか理解できない。地球やフェザーンも異なる政治体制なのに自治は認めてるのに… -- 名無しさん (2023-05-28 11 08 14) 原作のノベルスも「一巻打切説」「二巻打切 -- 名無しさん (2023-06-08 17 20 25) 説」があって二巻打切の場合キルヒアイスとアンネローゼに去られてラインハルトの闇落ちエンドなんだよな。三巻目以降があるからラインハルトも持ち直したし姉とも絶縁まで行っていない。 -- 名無しさん (2023-06-08 17 25 31) ログ化しました。 -- (名無しさん) 2023-08-14 17 08 07 最近めちゃくちゃバナーでゲーム広告が出る作品 -- (名無しさん) 2023-08-17 16 21 36 原作未読でフジリュー版読んで面白いと思うけど、原作ファンから「改変多いけど面白いアレンジもある」「原作レ〇プの駄作」と評価真っ二つなんだよな。←それ屍鬼と同じですよ… -- (名無しさん) 2023-09-06 18 50 39 ↑そういうのがあることもあって、銀河英雄伝説は原作とフジリュー版セットで揃えなけらばいけないのかと苦悩してしまいます… -- (名無しさん) 2023-09-06 18 52 44 「○藤崎竜版」の追記・加筆修正をお願いします。 -- (名無しさん) 2023-09-06 18 53 37 あの時代の帝国国民のほとんどが民主主義を敵に見ていたというより150年戦争していた自由惑星同盟が信奉していたよくわからないものという認識しかなかったんじゃないかな?あくまで不正や反乱起こした貴族や平民が亡命するだけの流刑地って感じだし -- (名無しさん) 2024-04-14 21 37 53 「叛乱軍(同盟)の奴ら、よく飽きもせずここ(イゼルローン)に全滅させられに来るな」「選挙が近いんだろ」「センキョって何だ?」「よく知らんが奴らそれが近づくとえらく好戦的になるそうだ」 …この会話が全てを語り尽くしている。現実の現代も正直大差は無いが…… -- (名無しさん) 2024-04-14 21 46 06 絵が合わなくて藤崎版読んでないけど各項目に追記された内容を見ると、かつての敵役低評価キャラでも「曲がりなりにも前線に出たキャラ」(フレーゲルやワイドボーン)は見せ場が与えられた一方、立場の違いとはいえ「前線に立たなかったキャラ」(コーネリアウィンザーやカストロプ)は下降補正かけられてる感じかな -- (名無しさん) 2024-05-14 13 12 23 ↑ワイドボーンじゃないホーランドだ。あと前線に立たなかったキャラとしてロボスもさらに株が下がる場面あったようですね(フォークの項目に書かれたを見て) -- (名無しさん) 2024-05-14 13 17 18 洗脳教育や言論統制しまくって選挙という概念を歴史から消し去り、ひたすら民主主義勢力の殲滅に明け暮れているうちに遂に戦争目的すら忘れていくとか怖すぎだろ…ガラス張りの投票はこのがまだ理解できるわ -- (名無しさん) 2024-05-14 17 46 39 名前 コメント すべてのコメントを見る
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救いのヒーロー、ここに参上。 友を増やす愛され系ヒーロー パーソナルデータ imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (画像URL.png) 名前 好猪英雄(すくいひでお) 年齢 不明 性別 オス クラス 人狼/勇者 属性 風 / 天 一人称 私 種族 ブタ ワークス 放浪のブタ 二つ名 (自称)救いのヒーロー 体毛 ピンク 瞳の色 黒色 肌の色 ピンク 身長 / 体重 不明 / 不明 武器 ヒヅメ 戦闘スタイル 嵐を呼ぶブタのヒヅメ ライフパス 出自 愛され系 キーワード 愛し愛される 目的 100人の友達 邂逅 水上聖 感情 腐れ縁 印象 伝統衣装 性格 臆病だが、嘘がつけず正直な物言いをする 概要 人狼ならぬ人豚ならぬ豚人。 つまり、ブタが人になる力、つまりウィザードに覚醒したという変り種である。 覚醒してからしばらくの間、彼は山奥に潜むようにして生活していた。 なぜなら、彼の姿は紛れもない異形、つまり「バケモノ」であったからだ。 少なくとも彼はそう認識し、ブタ箱(NOT比喩)から脱走した。 その彼に転機が訪れたのは、山で遭難した老婆を救助した時である。 彼女はその姿を見ても恐れず、彼のことを「救い主様」と呼んだ。 彼が「救いのヒーロー」であるのはここが原点である。 その後彼女の厚意に甘え、彼女が天寿を全うするまで彼女の家で生活していた。 現在はいたるところを流離い救いのヒーローとして人助けをしながら旅を続けている。 助ける代わりにお助け料を支払うように迫るが友達になればチャラにしてくれるので別に荒稼ぎしているわけではない。 これも老婆の遺言である「皆から愛される素敵な友達になってほしい」があるからである。 ジャパニーズ伝統衣装のMOMOHIKIは裸だと寒いだろうと断りを入れる好猪に老婆がくれたもの。 名前もくれた彼女を好猪は母親のように思っている。 台詞集 状況 台詞 状況 台詞 状況 台詞 状況 台詞 状況 台詞 状況 台詞 状況 台詞 状況 台詞 簡易キャラクターシート レベル クラス 属性 Pr CF修正値 5 人狼/勇者 風/天 内包9 2 クラス履歴 クラス名 人狼 勇者 能力値 筋力 器用 感覚 理知 意思 幸運 10 7 8 6 7 7 戦闘能力値 命中 14 回避 7 魔導 5 物攻 19 魔攻 19 物防 12 魔防 9 耐久力 56 魔法力 33 行動 9 特技 名称 SL 参照ページ 百獣の相:筋力 1 DL70 獣爪 3 B85 銀の牙 1 E72 獣の力 3 DL70 沸き立つ生命 1 DL70 勇気ある者 1 B104 現象改変 1 B104 英雄覚醒 1 B105 希望の灯火 1 B105 ヒーローアーツ 1 E65 追加魔装 1 B111 マジックリミット 4 B112 格闘の心得 1 E66 魔装剣 1 E66 格闘の心得Ⅱ 1 E66 シャドウフェイス 1 E69 アニマルウィザード 1 DL96 装備品 部位 名称 種別 参照ページ 武器1 素手(両手) 白兵(格) B120 武器2 名称 種別 参照ページ 魔装1 名称 種別 参照ページ 魔装2 名称 種別 参照ページ 頭部 鉢金 防具 B121 上半身 防弾ベスト 防具 B121 衣服 改造服 防具 B121 肩 ミスリルショルダー 防具 E100 籠手 名称 種別 参照ページ 装身具 名称 種別 参照ページ その他1 ハリケーン 魔装(風) B122 その他2 名称 種別 参照ページ 箒オプション1 名称 - 参照ページ 箒オプション2 名称 - 参照ページ 箒オプション3 名称 - 参照ページ 所持品 名称 種別 個数 参照ページ 0-Phone 道具 1個 B123 MPヒールポーション 道具 3個 B123 ハイHPヒールポーション ポーション 1個 B123 消費経験点 50点 戦闘プラン・他 ※1参照ページは数字の頭に基本ルルブの場合「B」上級ルルブの場合「E」と表記してください。 例→B100(基本ルルブ100ページ) ※2戦闘能力値は未装備ではなく合計値を入力してください。 ※3戦闘能力値は常時のスキル以外による上昇値・減少値を反映させないでください。例えば、《さみだれ打ち》をSL3で取得していても、入力欄に【魔導】-2【魔攻】+15分は加算しません。 ※4『クラス履歴』欄にはクラスの欄に入力していない過去に経由したクラスを全て入力してください。
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題名 出版社 初版発行 荒俣宏 著者 ISBN amazon 征服王コナン≪英雄コナン・シリーズ≫ ハヤカワ文庫SF 早川書房 1970.08.31 団精二訳・解説 ロバート・E・ハワード(著) 4150100020 ★ 冒険者コナン≪英雄コナン・シリーズ≫ ハヤカワ文庫SF 早川書房 1971.01.31 団精二他訳・解説 ロバート・E・ハワード(著) 4150100144 ★ 不死鳥コナン≪英雄コナン・シリーズ≫ ハヤカワ文庫SF 早川書房 1971.04.30 団精二訳・解説 ロバート・E・ハワード(著) 4150100241 ★ 大帝王コナン≪英雄コナン・シリーズ≫ ハヤカワ文庫SF 早川書房 1972.06.30 団精二共訳・対談 ロバート・E・ハワード(著) 4150100608 ★ 復讐鬼コナン≪英雄コナン・シリーズ(別巻1)≫ ハヤカワ文庫SF 早川書房 1971.11.30 団精二訳・解説 デイ・キャンプ&ニューベリイ(著) 4150100438 ★ 冒険王コナン≪少年少女世界冒険小説(8)≫ 朝日ソノラマ 1974.01 団精二訳 ロバート・E・ハワード(著)
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~プロローグ~ これはとある村で起こった出来事・・・ とある村に、とても眼鏡が大好きな青年がおったそうじゃ 今日もいつも通り、仕事帰りにメ~ガ~ネ~の!ミキ♪に立ち寄って眼鏡を見ていた青年の前に、 眼鏡から突然神様が現れたそうじゃ・・・ 「おぬしに選択権をやろう、おぬしは英雄になりたいか?それとも魔王になりたいか?」 それだけを言い残して、神様は消えていった 【魔王と英雄と姫】 この村は魔王メ・ガーネ軍、そしてそれに立ち向かう英雄達と姫の 淡く切ない物語である ~基本事項~ 人狼陣営が魔王軍、占い師が姫、狩人が英雄となる 毎晩、GMが【who】で魔王1人と英雄3人を決定する 魔王1人は朝一で【role】を6つと【cast】を1つ振る 英雄3人は朝一で【role】を6つ振る 姫は朝一で【cast】を1つ振る 魔王が勝てば英雄3人を殺害・吊り、英雄が勝てば魔王を吊る ~魔王スキル一覧表~ A:アガリ手を+3ハンする B:アガリ手を+5ハンする C:味方魔王から任意で2名指名し、援軍を呼べる D:表ドラと裏ドラを増やす Z:牌を1つ、好きな牌に交換できる ~姫スキル一覧表~ A:表ドラを増やす B:特に無し C:英雄3人は再度【role】を振り直す D:特に無し Z:英雄3人のアガリ手の好きな牌を【role】で交換する事が出来る ~その他~ 普段はドラは無いものとする ~pt・称号付与~ 各バトルでの勝利者にはボーナス3pt付与する 最終的な勝利陣営にはボーナス10pt付与する 姫は毎日1pt付与する 最終的な勝利陣営は全員終了後にdiceを振り、最大値と最小値と姫には 称号「論理的牌符」を付与する
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一人ひとりが英雄であるという言葉を絆に変えた、横の結束が強いチーム。身勝手な正義を振りかざす勇者一行に勝負を挑むも戦いは劣勢であった。最終的には恋におちかけた音音の連中を殺された狩人の恨みと共に攻撃していたが、力及ばず転生となった ID jcTZiVRXO 王道戦士 ID +jrY0TfFO 鉄 ID lPtoPycjO 狩人 ID wtr8D5sJO 煙風 ID cKUqQ/R9O 氷×2 ID CeCN6BWH0 無闇音(煙) ID 02Rj3YB/0 鉄水雷闇×2 ID Vk3wOb2V0 水雷 ID IIZjLnsX0 雑魚 ID YztvAE8r0 風光
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天使軍12英雄記録管理委員会委員による手記 戦後の混乱と悪魔軍残存部隊の暗躍によって、抜けの多い12英雄に関する記録であるが、12英雄サスケは例外である。 サスケに関する情報はサスケ自身の手によって消去されている。 12英雄として名が挙がっていながら謎のベールに包まれた忍者サスケ、名前ですら秘匿の対象となり公式記録のなかに幾つかコードネームを見つけるだけである。 私は他の12英雄達の手記、古老達の伝承、現地の史跡など乏しい手がかりなど細い細い一本の糸をたどる旅にでることになる。 惑星から惑星へ、都市から都市へ、時には未開のジャングルの奥へ。 未開の地にはいまだ悪魔軍マッドサイエンティストケミカルアドレスの残したモンスターが暗躍し、残党が隠れているという。 時には彼らから話を聞かなくてはならないかもしれない。 危険な旅になるだろう。 続く 製作者 Sina
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《幻月(げんげつ)の舞剣霊(ぶけんれい) ツクモ・タマネ/剣霊王義(けんれいおうぎ) 月虹乱舞(げっこうらんぶ)》 幻月の舞剣霊 ツクモ・タマネ KGM 光/水/闇/火/自然文明 (7) クリーチャー:ムーンライト・フォックス/レインボー・ファントム/ゴースト/サムライ 13500 ■T・ブレイカー ■このクリーチャーが出た時、コスト5以下のドラグハートを1枚、自分の超次元ゾーンから出す。(それがウエポンなら、このクリーチャーに装備して出す) ■多色マナ武装7:このクリーチャーが出た時、自分のマナゾーンにカードが7枚以上あってすべての文明が揃っていれば、自分の超次元ゾーンから、コストの合計が7以下になるように、ドラグハート・ウエポンを好きな数選び、このクリーチャーに装備して出す。 ■スマッシュ・バースト 剣霊王義 月虹乱舞 KGM 光/水/闇/火/自然文明 (5) 呪文 ■自分のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのバトル中、パワーを+6000し、そのクリーチャーが相手のクリーチャー1体とバトルする時、かわりに相手のクリーチャーすべてとバトルする。 ■このターン、自分のクリーチャーがバトルに勝った時、そのバトルで破壊した相手のクリーチャーの数ぶん、相手のシールドを1つブレイクしてもよい。 作者:UNKNOWN 追記:クリーチャー面のパワーを少し強化し(13000→13500)、両面ともにコストを減らしました(クリーチャー面:10→7、呪文面:6→5) さらに追記:呪文面の効果を追加しました 概要 クリーチャー面、呪文面双方ともに、豪快な能力を持つツインパクト。 クリーチャー面は登場時にコスト5以下のドラグハートを1枚踏み倒し、さらに多色マナ武装7により、追加でコスト合計が7以下になるように好きな数のドラグハート・ウエポンを装備できる。 呪文面は、自分のクリーチャー1体にバトル時のパンプアップと全体バトル効果を付与するという効果と、自分のクリーチャーのバトル勝利時に、そのバトルで破壊した相手クリーチャー1体につきシールドを1枚ブレイクできる効果を持つ。 関連 Prev 《月虹の舞剣霊 ツクモ・タマネ》 評価 選択肢 投票 壊れ (0) 優秀 (0) 良 (0) 微妙 (0) コメント 名前 コメント
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虚眼の執行者 SR ゼロ文明 (10) クリーチャー:イノヴェイター 1000 ■マナ武装:このカードをバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンに無色のカードが10枚以上あれば、バトルゾーンにある無色以外の文明を持つクリーチャーを全て破壊する。 ■このカードがブレイクするシールドはシールドゾーンを離れない。 作者:6000/1の助 フレーバーテキスト メンタル・マスターたちの活躍によって、侵略者たちは撃退される。誰もがそう思っていた。 評価 名前 コメント
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むかしむかし、あるところに猫の王さまがいました 彼はとても勇敢で、誇り高く、決して仲間を見捨てませんでした 彼が戦場に出ると常勝無敗……猫の天敵達も彼の前では赤子同然です 誰も彼もが憧れて、みんなの人気者でした 王さまと彼の仲間達は、平和を守るために悪い敵と戦ってきました 猫の国に攻めてくる敵は、とても大勢いるのです そんな戦い続けたある日、猫の王さまは思いました ―猫の国に攻めてくる敵を倒しても倒しても、いなくならないのは何故だろう?― 彼らは自分達の国を守っているだけです お世辞にも猫の国は豊かとは言えず、占領する理由も見当たりませんでした それでも、どこからか敵が出てきます 敵を倒した後、一時の平和は訪れますが 真の意味で平和になったことはありません でも、王さまに深く考える余裕はありませんでした 考えるよりも誰かを救うために、その牙で敵を切り裂いてきました そして幾百の敵を倒してきたある日……最後の敵がやってきました その敵は「わるいユメ」 「わるいユメ」は、とても大きいような小さいような真っ黒な闇で、何にでも化けました 仲の良い隣人が、ある日突然、取って代わられみんなが疑心暗鬼になりました そんな他人を信用できない状況です。彼の仲間も次々と食べられてしまいました 王さまも、多くの仲間を助けようとがんばりましたが どこからともなく、際限なくでてくる「わるいユメ」には敵いません そんな「わるいユメ」を倒すため、王さまは決心したのです 国の全てを守るため、世界と契約し「よきユメ」になろうとしました それは生物の理からはずれ、それ以上の……ナニカになるということです 生き残った仲間達は、そんな尊い意思を持つ彼を尊敬し、崇めました そして「よきユメ」となった彼は、世界の真実をほんの少しだけ知りました その真実を知った時……王さまの長い長いの戦いが…… ……守ろうとした国と世界を、壊す戦いが始まったのです ~猫神神話「アルゴー・ナウタイ第一巻」序章より抜粋~ 第三話 「英雄戦記 ~東方三王国における伝承~」 ―??世界 どこかの王国 まだ名前のない草原 ― 見た事もない光景が映し出されている。 火を噴き、翼を持つ、天翔けるトカゲ―ドラゴン―と戦っている3人の人間と1匹の猫…… それはまるで、神話の伝説や空想の中の御伽噺のような闘いが繰り広げられている。 戦っている3人の誰もが、武器を手に持っているが……銃火器ではなく まさしくファンタジー世界の、剣・弓・杖を手にしている。 そのようなチンケな武器で、自身の数十倍はあろうかという巨体と渡り合っている。 無論、この世界でもこの光景は異常であるが、 それを可能としているのは……傍らにいる1匹の猫にある。 見た目は猫だが猫にあらず……彼を呼ぶならば「よきユメ」と呼ぶべきだろう。 彼は人間の側にいるだけで、一緒に戦っているわけではない。 唯一、していることは歌っているだけである。 その歌こそが、人間の力になるのである。 彼もその原理までは理解しきれていないが、隣人を救うためにこの力がある。 どれだけ攻撃しても、あきらめることなく向かってくる人間達に業を煮やしたのだろう。 ドラゴンは一際大きな息を吸い、特大の炎を食らわせようとしてきた。 3人の人間達は追い詰められ逃げ場もなく、全員が炎に包まれるしかない状況だ。 その先で彼らの見たものは、ただ一面の赤い光の…… ……その夢から、ニーギは目が覚めた。 製作会社「エニックス」 ゲーム名「ドラゴンクエストシリーズ」より BGM「おおぞらをとぶ」[[http //www.youtube.com/watch?v=zfb8KUTYHm8&feature=related ―AMS総合基地 サンフランシスコ本部 地上3階 AA隊準備室― 準備室の大総統席、机でうたた寝をしていたニーギは不機嫌な声で鳴いた。 その理由は、自身の生き方を大きく変えた戦争を夢に見たからだ。 そもそも、自分達が負けた夢を見て、気分が良くなる訳がない。 そんな気分を変えたいのだろう――ニーギはAMS総合基地にいる 友に会うため、机から降りる。 そう言えば、その彼から頼まれたことがあったような気がするが…… 歩いているうちに思い出すだろうと考え、部屋を後にする。 彼の名は、ニーギクス・エマ・ブフラエラ……三人の親友の名前を繋げたものだ。 彼を呼ぶ名は数多く、様々な伝承も残っている。 例えば、長靴の国より来る客人、猫神族の英雄、猫神族の王にして列王の一柱 猫岳の王、ゴージャス・ブルー、猫の神様などなど…… かつての彼は、その多くの名に恥じぬ英雄だった。 だが、いかに英雄であろうとも、無敵ではなかった。 そんな彼が敗北し、逃げるようにたどり着いた先に……けもにゃぁがいた。 ニーギの所属していた陣営は全滅し、敵からは死んだと思われているのだろう。 特に追手もなく、もはや彼自身の心も折れている。 彼が行動することは稀で、特に生きる目的もないまま死ぬ度胸もなく、 気に入った者に少しだけ手助けするくらいだ。 ニーギはAMS総合基地の中庭まで来ると、辺りを見回しあるぬこを探す……ほどなく見つけた。 目当ての人物は当然、この世界で知り合った友、けもにゃぁである。 この世界に逃げ込んだニーギを、介抱し世話をしてくれたのがけもにゃぁであった。 「にゃ~ご (調子はどうかな?けもにゃぁ君)」 気のない鳴き声で尋ねるニーギ……このまま散歩にでも誘いそうな勢いである。 そんな彼を見たけもにゃぁは呆れつつ、多少の苛立ちがある。 それもそのはず…… 「ニーギ殿……我が依頼した、トンヌラの動向調査はいかがなされた?」 苛立ちを隠さずに、けもにゃぁは尋ねる。 トンヌラの裏を調べるために、彼がニーギを通してAA隊を動かしたのだ。 そんなAA隊をまとめる立場である彼がこの体たらく……苛立つなという方が無理である。 しかし、相手は数千年を生きる猫の神様……自分のペースを崩さずに 「にゃん! (そんな話もあったが、今日はこんな雲一つない晴天の日…… 日向ぼっこをしようではないかッ!)」 この調子である。けもにゃぁも彼との付き合いは長いが、 いまだにニーギのこういった態度には慣れない。 よく言えば泰然自若、悪く言えば人に合わせない そんな性格と言えばそれまでだが、今回の依頼は緊急を要するものだ。 「そんなことをしている暇はないッ!!今回ばかりは言わせてもらうが、 何故、あなたはいつもそんな態度なのだッ!!それほどの力がありながら……どうして……」 勢い良く言ったはいいものの、最後の方は声が掠れている。 以前、一度だけニーギが戦っているのを目撃したときに思った。 ―自分もそれなりに力を持っているとは思っていたが、アレには敵わない……と― そんな彼が、日々何をするでもなく、時間を持て余している。 それが許せないということもあった。 しかしけもにゃぁ自身は、ニーギが何故ここにいるのか理由を知らない。 彼の何一つを知らないのは、ニーギが何も話さないからだ。 無論、ある程度の予想はしている。普段の会話からでも性格以外に 生まれや育ちを予測できるのだが……その予測は荒唐無稽な御伽噺になってしまう。 一体、誰が信じるというのだろう……違う世界からきた神様? の御伽噺なんて…… 「にゃ~ん (真面目だな……けもにゃぁ君は。そんなに急いでも、事を仕損じると思うが そこは君がうまくやるだろう。どれ……しばし待て)」 そう言うとニーギは目を閉じ、むにゃむにゃと何事かを呟いた。 見た目ではわからないが、ぬこぬこ通信と接続中である。 ぬこぬこ通信は元々、けもにゃぁが世界を旅したときに出会った仲間たちとの 連絡手段でしかなかった。しかし通信精度はそれぞれの力量に左右されるため よく通信不能になっていた。そこで人間たちの先端技術を使い 独自のネットワークを構築していた。普通ならば、そのようなウイルスモドキは 駆逐されるだろうが、ニーギが手を加えることによってぬこぬこ通信は その存在を発見できないようにされた。 ネットワーク自体は人間のそれと同一だが動力源が違う。 人間は電気を使い構築したが、ぬこぬこ通信の動力源は魔力である。 その魔力を担っているのがニーギである。 これならば個人の力量に左右されないので安定性もある。 無論、全世界のぬこ達の魔力を賄う必要があるため、途方もない力量が必要であるが。 5分程たっただろうか、まるで寝ているように通信しているニーギが目を開け けもにゃぁに結果を伝えた。 「にゃにゃん! (一昨日の夜に電話記録が残っているな。相手は噂のゲゼルシャフトの首領 内容は新型サイボーグのテストがしたいから、適当な部隊を派遣しろ……ということらしいな 見返りとして、その新型サイボーグを優先販売するようだ 派遣する部隊は、3時間後に出発する予定だな)」 けもにゃぁはその情報を聞き、驚きと先程とは比較にならない程の怒りがこみ上がる。 尋ねるニーギにも、口調が荒くなってしまう。 「それではまたしても仲間達が、死地に送られるではないかッ!! あなたは……何とも思わないのかッ! 無益な命が消えていくのをッ!!」 その言葉を聞き、ニーギはあることを思い出した。 かつて、全てを守ろうとして失敗した誰かを…… しかし今は、けもにゃぁを安心させるために今後の作戦を言う。 「にゃん (安心したまえ……既に、AA隊がゲゼルシャフトの本部に向かっている 早ければ、今日の夜にでも襲撃するだろうな)」 その言葉を聞き、多少疑いながらもけもにゃぁは信じることにした。 今までも、嘘だけはついたことがなかった。彼の発言はわからない表現も多くあるが 意味がないことは言ってこなかった。 「大丈夫なのか? いくらAA隊でも情報がない新型サイボーグ相手ではどうなるか……」 心配をするけもにゃぁだが、逆にその姿を見て気遣うニーギがいる。 遠い目をして空を見上げ、かつての自分とけもにゃぁを重ねた。 「にゃおう (この世界での友よ……彼らに任せたからには信じて待つのだ)」 ―かつて私にはできなかったが、君にはできるはずだ……― その最後の言葉は出さずに答える。 そんなニーギの真意がわからないけもにゃぁは、なおも問いかける。 「それは判るが……しかし、我にもできることはあるはずだ!! サイボーグのような、自然の摂理に反する兵器ならば、このクラウ・ソラス・マカサウァルで 光に還しても、問題ない!! 」 腰に差してある鞘から剣を抜き、気炎を吐くけもにゃぁ…… その姿を見たニーギは、あるデジャブに襲われる。 ひどく懐かしい気持ちを思い出したニーギは、彼が道を間違えないよう とある昔話を聞かせることにした。 「にゃお~ん (そうだな……その行動をする前に、ひとつ老人の昔話に付き合ってもらおうか)」 今すぐにでもAMS中庭から飛び出そうとしているけもにゃぁに待ったをかける。 普段なら無視したかもしれないが、ニーギの昔話が気になったけもにゃぁは足を止める。 そのまま彼に向き直り、おとなしく話を聞くことにした。 むかしむかし、あるところのある国に、名前のない英雄がいました 英雄はとても勇敢で、誇り高く、決して仲間を見捨てませんでした 英雄が戦場に出ると常勝無敗……どんな敵も彼の前では赤子同然です 誰も彼もが憧れて、みんなの人気者でした しかし、倒しても倒しても……次から次に、別の敵がやってきました どんな敵が来ようとも、英雄は国を守ってきました その姿を見た国民達は、さらに英雄を讃えました 英雄はそんな声を聞きながらも、自分に満足しませんでした それは自分に憧れて、一緒に戦ってくれる仲間が大勢いたために 敵との戦いで、死んでしまう仲間も大勢いたからです 英雄は、誰にも死んでほしくなかったのです だからこそ、誰よりも強く、何者にも辿りつけない境地にまで行きました 国民達は讃えます……どれだけの強さを持とうと、決して驕らず、 さらなる高みを目指す彼を尊敬します ある日英雄は決意しました この国の全てを守る……だから安心しろと 国民達は安心します……英雄の言葉に嘘はないからです それからです どのような戦争でも、英雄一人でがんばり仲間が死んでいくことはなくなりました 共に戦っていた仲間も彼に任せ、次第に戦う者が少なくなっていきました そしていつしか、英雄は戦場にひとりぼっちになりました 全てを守ると誓ったのに、その周りには何もありません そんな彼を、おかしいと思う国民もいませんでした なぜなら、英雄は全てにおいて完璧で問題なんてなかったから そんな何か歯車が狂った国に、最後の敵が現れました 見たことも聞いたこともない、恐ろしい敵です 多くの国民が、その敵に食べられました みんなが不安と絶望に苛まれ、その矛先を英雄に向けました ―みんなを守るって言ったじゃないか!! 多くの仲間が死んでしまったぞ― ―どうしてくれる!! 兄弟が……あいつらに食われちまったんだ!!― ―返して!! わたしの息子を……返してよ!! 守るって……言ったじゃない!!― みんなから尊敬された英雄は、もういません みんなからやり場のない憎しみと怨嗟がくるだけです それでも英雄は言います……自分を信じてくれ、必ずあの敵を倒してみせる……と ―そうだ!! お前が言ったんだ!! やってみせろ!!― ―そうよ!! わたしたちみたいな力のない者を救ってよ!!― みんな、口々に呪いを囃し立てます……それが英雄という言葉を使った 体の良い「イケニエ」だということだと、思わずに…… そして英雄は決意します みんなと国と……世界を守るユメになることを…… 「つまり、我がそのような向こう見ずなことをすると思っておられるのか?」 呆れながらも、けもにゃぁは聞いた。 まさか、ここまで荒唐無稽な話を聞かされるとは思っていなかったからだ。 そんな話をしたニーギは、いたって大真面目な顔をして 「にゃお! (そこまでは言わぬが……何、老婆心というものだよ)」 ため息をつくけもにゃぁ…… どうやら自分は、この老猫にかなり無鉄砲なものと思われているらしい。 ならば、その認識が過ちだとわからせよう。 腰に差した剣を再度抜刀し、天に掲げる。 「ニーギ殿……それは杞憂というものだ、自分の力は把握しているつもりだ 我はこの剣と各地にいる戦友に誓って、仲間と共に戦うつもりだ」 その光の剣を、懐かしそうな目で見るニーギ…… 現在の所有者である彼に、ある歌を伝えることにする 「にゃにゃん (君なら、そうするだろうな……どれ、君にひとつ、歌を送ろうではないか)」 ニーギはそう言うと、古い祝詞を述べる その歌を聞いたけもにゃぁは……歌詞が抽象的すぎて、訳がわからない顔をしている それは、このような歌であった。 ”夜が暗ければ暗いほど 闇が深ければ深いほど 歌は燦然と輝きだす それは互いを呼び合う声 いかなる闇も声は殺せぬ それは光の替りに与えられし 偉大なる力 二つからなる一つのもの 互いに引き合い 手をふれあう 聖なるかな 聖なるかな それは偉大なる 最強の力 その心は闇を払う銀の剣” 青にして空色……自身の根源を戒めた英雄は 今だ、眠り続けている。 To be continued
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「英雄伝」